タイラバ用にカウンター付のリールを買おうと思うけど、
・どのメーカーからどんなリールが発売されているの?
・カウンターって必要なの?
・コストを抑えたいけど安かろう悪かろうで失敗をしたくない。
タイラバ用にカウンター付リールを欲しいと思った場合、パっとエンゲツ、紅牙みたいな感じで思いつくと思いますが、色んなグレードがあるので自分の予算と比較検討するのが大変だと思います。
さらには、モデルチェンジされる直前のものを買いたくはないので発売年を調べていこうにも、これも結構手間がかかります。
そこで、この記事ではタイラバに使えるカウンター付リールを比較表付きで網羅的にご紹介いたします。
また、筆者の経験から「おすすめしないリール」「コスパ最強のリール」などもご紹介していますので、是非参考になさってください。
新しい情報が入れば随時更新していくので、もしよかったらブックマークしてやってください。
初心者の方でカウンター付リール以外も含めてコスパ重視で厳選したリールを知りたい方はこちらの記事をごらんください。
- シマノとダイワでタイラバに使えるカウンター付リール全機種
- その他メーカーのカウンター付リール
- タイラバに使えるけど非推奨のリール
<プロフィール>
✔釣り歴15年以上
✔ボートオーナー
✔基本天候が合えば週末は出船
【シマノ】カウンター付リール 10機種
バルケッタ BB
バルケッタBBは低価格ながらカウンターが付いてるものの、巻き上げやフォールスピードは表示されず、ドラグ音も鳴りません。
しかし、これからタイラバを初めてするので、そんな高価なリールは不要だと言う人にとっては、ライン放出量の把握だけでも十分使えるのでコスパ最強のリールです。
機能面で比較検討するリールは、ダイワの紅牙 X IC、ライトSW X IC、タナセンサー、テイルウォークのTAIGAME DGN、エランDGⅡ、アブガルシアのMAX DLCと言ったところです。
個人的には、もう少し予算を足して別の機種を狙った方がより一層タイラバを楽しめると思います。
HAGANE | マイクロモジュールギア | ||
Xシップ | HAGANEボディ | ||
Xプロテクト | フォールレバー | ||
CI4+ | ドラグサウンド | ||
S A-RB | LEDバックライト | ||
電池交換可能 | 海水OK | ||
フォールスピード表示 | レベルワインド連動 |
バルケッタ
ザックリ言うとバルケッタBBのボディをCI4+にしてドラグ音が鳴るようになったものがバルケッタです。カウンターは付いてるものの、巻き上げやフォールスピードは表示されません。一方で自重が200gを切っているものもあり、カウンター付リールの中ではかなり軽い方です。
サイズ展開が100番、150番、300番とあり、タイラバで使うならば150番推奨。ちなみに100番はハイギアしかありません。
価格帯で比較検討するリールは、ダイワのスパルタンICと言ったところですが、バルケッタの方が軽いしドラグ音が鳴るので個人的にはバルケッタの方がおすすめです。
安く軽いリールが欲しい、フォールレバーに魅力を感じない、と言う人はこの辺りで十分だと思います。ただしスピード表示がない点には注意。
HAGANE | マイクロモジュールギア | ||
Xシップ | HAGANEボディ | ||
Xプロテクト | フォールレバー | ||
CI4+ | ドラグサウンド | ||
S A-RB | LEDバックライト | ||
電池交換可能 | 海水OK | ||
フォールスピード表示 | レベルワインド連動 |
バルケッタ SC
タイラバ向きではないという意味で紹介。バルケッタと名前が付くものの他のバルケッタと比べて糸巻量が段違いに多く自重も約400gと、とてもタイラバで使うようなリールではありません。ちなみにSCはSOLAR CELL(太陽電池)の略称。
エンゲツ CT
エンゲツCTは一通りのことをしたい人にとってコスパ最強のリールです。
マイクロモジュールギアこそついていませんが、カウンターの機能やフォールレバー、レベルワインド連動などの機能面で言うとエンゲツプレミアムと同等の機能を有しています。
実売価格も2万円チョイなので、上位機種のエンゲツプレミアムだと予算もスペックもオーバーすると言う人には本当にオススメのリールです。
価格帯や機能面で比較検討するリールは、シマノのグラップラーCT、バルケッタFカスタムと言ったところです。ハンドルの形状やギア比で他の釣りに流用したい場合はこの3機種で検討すると良いでしょう。
2019年発売なので、2024年頃にモデルチェンジしそうな雰囲気ですが、それでも機能に対するコスパはメチャクチャ高いです。
HAGANE | マイクロモジュールギア | ||
Xシップ | HAGANEボディ | ||
Xプロテクト | フォールレバー | ||
CI4+ | ドラグサウンド | ||
S A-RB | LEDバックライト | ||
電池交換可能 | 海水OK | ||
フォールスピード表示 | レベルワインド連動 |
グラップラー CT
ザックリ言うとエンゲツCTのハンドルをシングルハンドルにしつつ、ギア比が更に上がりXGとなったのがグラップラーCTです。その他、糸巻量やベアリングの数などは諸々同じです。
もともとライトジギング用の設計なのですが、ディープタイラバでマッチします。逆に瀬戸内のような浅場メインのエリアの人には使い勝手の面からおすすめいたしません。
価格帯や機能面で比較検討するリールは、シマノのエンゲツCT、バルケッタFカスタムと言ったところです。ハンドルの形状やギア比で他の釣りに流用したい場合はこの3機種で検討すると良いでしょう。ハンドルの形状やギア比で他の釣りに流用したい場合はこの3機種で検討すると良いでしょう。
エンゲツCTと同等の技術が盛り込まれていますが、ギア比とハンドルが違うので全くの別物だと考えてください。
HAGANE | マイクロモジュールギア | ||
Xシップ | HAGANEボディ | ||
Xプロテクト | フォールレバー | ||
CI4+ | ドラグサウンド | ||
S A-RB | LEDバックライト | ||
フォールスピード表示 | レベルワインド連動 |
バルケッタ Fカスタム
バルケッタFカスタムはエンゲツCTやグラップラーCTと同様の機能を持っていますが、CI4+が採用されており自重が30gほど軽くなっています。
タイラバ自体はリールの重さは重要ではありませんが、イカメタルと兼用したいと言う場合は軽さがアドバンテージとなるのでバルケッタFカスタムは良い選択肢の一つとなります。
ちなみにギア比がエンゲツCTよりも若干高く設定されています。具体的にはエンゲツCTとハンドル1回転あたりの巻上長を比較すると、以下の表のようになります。
エンゲツCTとバルケッタFカスタムの巻上長の比較
エンゲツCT | PG:58cm HG:78cm |
バルケッタ Fカスタム | ノーマル:69cm XG:81cm |
価格帯や機能面で比較検討するリールは、シマノのエンゲツCT、グラップラーCTと言ったところです。ハンドルの形状やギア比で他の釣りに流用したい場合はこの3機種で検討すると良いでしょう。ハンドルの形状やギア比で他の釣りに流用したい場合はこの3機種で検討すると良いでしょう。
PGやHGじゃなくて中間のギア比が欲しい人はバルケッタFカスタムのノーマルギアを検討するのもアリです。
HAGANE | マイクロモジュールギア | ||
Xシップ | HAGANEボディ | ||
Xプロテクト | フォールレバー | ||
CI4+ | ドラグサウンド | ||
S A-RB | LEDバックライト | ||
フォールスピード表示 | レベルワインド連動 |
バルケッタ プレミアム(2019)
バルケッタプレミアムは2024年にモデルチェンジするので、新しいモデルが欲しい人は買うのを控えるか別のリールの購入をおすすめします。
バルケッタプレミアムとバルケッタ Fカスタムの大きな違いは、マイクロモジュールギアが採用されていることです。非常に滑らかな巻き心地で巻き感度が高く、潮の強弱や真鯛のもたれるような違和感のあるアタリも察知しやすいです。
ちなみにCI4+は採用されていないので上位機種であるバルケッタプレミアムのほうが少し重くなっているもののボディ剛性は高くなっています。
ギア比については、バルケッタ Fカスタムと同様、エンゲツシリーズよりも少し高いギア比となっています。
価格帯や機能面で比較検討するリールは、シマノのグラップラープレミアム、エンゲツプレミアム、ダイワのティエラA IC、紅牙ICと言ったところです。
マイクロモジュールギアはメチャクチャ巻き心地が良いので、ちょっとした潮の抵抗の差や、マダイの持たれるようなハッキリしないアタリなども感じ取りやすいです。
HAGANE | マイクロモジュールギア | ||
Xシップ | HAGANEボディ | ||
Xプロテクト | フォールレバー | ||
CI4+ | ドラグサウンド | ||
S A-RB | LEDバックライト | ||
フォールスピード表示 | レベルワインド連動 |
グラップラー プレミアム
グラップラープレミアムは2024年にモデルチェンジするので、新しいモデルが欲しい人は買うのを控えるか別のリールの購入をおすすめします。
ザックリ言うとグラップラーCTにマイクロモジュールギアが搭載されたのがグラップラープレミアムです。ベアリングも増えてますが体感はギアの差の方が大きく感じます。
グラップラーCT同様、もともとライトジギング用の設計なので、タイラバでマッチするシーンは深場です。浅場メインのエリアの人は使い勝手がかなり悪いので手を出さないほうがよいでしょう。
価格帯や機能面で比較検討するリールは、シマノのバルケッタプレミアム、エンゲツプレミアム、ダイワのティエラA IC、紅牙ICと言ったところです。
HAGANE | マイクロモジュールギア | ||
Xシップ | HAGANEボディ | ||
Xプロテクト | フォールレバー | ||
CI4+ | ドラグサウンド | ||
S A-RB | LEDバックライト | ||
フォールスピード表示 | レベルワインド連動 |
エンゲツ プレミアム(2023)
ザックリ言うとエンゲツCTにマイクロモジュールギアが搭載されたのがエンゲツプレミアムです。ベアリングも増えてますが体感としてはギアの差の方が大きく感じます。
2018年モデルから30gも軽量化されただけではなく、フォールレバーが巻き取り方向では回転が重くならない画期的なオリジナル機構が搭載されるなど物凄いバージョンアップが行われました。
マイクロモジュールギアは巻き感度が高いのでタイラバとの相性抜群なので予算のある人は是非プレミアム系のリールを使ってみてください。
価格帯や機能面で比較検討するリールは、シマノのバルケッタプレミアム、グラップラープレミアム、ダイワのティエラA IC、紅牙ICと言ったところです。
2024年3月現在、まだAmazonなどでは2018年モデルも販売されていますが、NEWフォールレバーのことを考えると購入するのであれば2023年モデルのほうをオススメします。
HAGANE | マイクロモジュールギア | ||
Xシップ | HAGANEボディ | ||
Xプロテクト | NEWフォールレバー | ||
CI4+ | ドラグサウンド | ||
S A-RB | LEDバックライト | ||
フォールスピード表示 | レベルワインド連動 |
オシアコンクエスト CT 200
オシアコンクエストCTは他のリールと違い丸形金属ボディで、剛性・耐久性がメチャクチャ強いと言うのが特徴です。深場やドテラ流しで真価を発揮します。
サイズ展開が200番、300番とあり、タイラバで使うならば200番推奨。ちなみにハイギアはシングルハンドルになります。
価格帯や機能面で比較検討するリールは、ダイワのソルティガIC、バサラICと言ったところです。
個人的には見た目がイマイチなのと、重量の面でダイワのソルティガIC100の方を買いました。ただしソルティガICはフォールスピードが表示されません。
HAGANE | マイクロモジュールギア | ||
Xシップ | HAGANEボディ | ||
Xプロテクト | フォールレバー | ||
CI4+ | ドラグサウンド | ||
S A-RB | LEDバックライト | ||
フォールスピード表示 | レベルワインド連動 |
【シマノ】カウンター付リールのまとめ
ここまでにシマノのカウンター付リールを紹介してきました。フォールレバーが気になるのであればシマノ一択となります。イカメタルとの兼用も考えているのであればバルケッタFカスタムやエンゲツプレミアムなんかが丁度良いと思います。
安いリールもありますが、やはりコスパ最強なのはエンゲツCTじゃないでしょうか。ドラグが鳴り、フォールスピードが見え、フォールレバーもあり、レベルワインドも連動して実売2万円。ダイワで2万円だとこのコスパのリールはないかな?と言う感じです。
- フォールレバーがあるのはシマノだけ。
- エンゲツ、バルケッタ、グラップラー等、バリエーションが多い。
- 殆どの機種がレベルワインド連動する。
- ライン放出量だけ分かれば良いならバルケッタBB、バルケッタ。
- フォールレバーやフォールスピード表示が欲しいのであれば、エンゲツCT、グラップラーCT、バルケッタFカスタム。
- マイクロモジュールギアが欲しければプレミアム系。
- 深場やドテラ流しでも安定したボディ剛性が欲しければ、オシアコンクエスト CT。
技術特性比較表
機種 | HAGANE | マイクロモジュールギア | Xシップ | HAGANEボディ | Xプロテクト | フォールレバー | CI4+ | ドラグ音 | フォールスピード表示 | レベルワインド連動 | 重量 | 定価 (税別) | 発売年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バルケッタ BB | 220g | 17,200~18,200円 | 2021年 | ||||||||||
バルケッタ | 190~200g | 24,600~25,700円 | 2021年 | ||||||||||
エンゲツCT | 250g | 31,000円 | 2019年 | ||||||||||
グラップラーCT | 255g | 31,000円 | 2019年 | ||||||||||
バルケッタ Fカスタム | 225g | 34,400円 | 2020年 | ||||||||||
バルケッタ プレミアム | 255~265g | 46,400円 | 2019年 | ||||||||||
グラップラー プレミアム | 265g | 46,400円 | 2018年 | ||||||||||
エンゲツ プレミアム | 250g | 46,400円 | 2018年 | ||||||||||
オシアコンクエスト CT | 330~340g | 67,200~68,300円 | 2018年 |
【ダイワ】カウンター付リール 11機種
紅牙 X IC
カウンターは付いてるものの、巻き上げやフォールスピードは表示されず、ドラグ音も鳴りません。しかし、ひとまずライン放出量の把握だけで良いという人にとってはコスパ最強リールです。
機能面で比較検討するリールは、シマノのバルケッタBB、ダイワのライトSW X IC、タナセンサー、テイルウォークのTAIGAME DGN、エランDGⅡ、アブガルシアのMAX DLCと言ったところです。
パワーギア且つ右巻きしかないので、ハイギアや左ハンドルが欲しい人はこの後で紹介する、ライトSW X ICやタナセンサーをご覧ください。
ハイパードライブデジギア | ハイパーダブルサポート | ||
ハイパーアームドハウジング | ハイパータフクラッチ | ||
マグシールドボールベアリング | ATD | ||
ZAION | ドラグサウンド | ||
LEDバックライト | フォールスピード表示 | ||
レベルワインド連動 |
ライト SW X IC
紅牙 X ICのハイギア版で、右ハンドルと左ハンドルの両方が展開されています。
カウンターは付いてるものの、巻き上げやフォールスピードは表示されず、ドラグ音も鳴りません。しかし、ひとまずライン放出量の把握だけで良いという人にとってはコスパ最強リールです。
機能面で比較検討するリールは、シマノのバルケッタBB、ダイワの紅牙 X IC、タナセンサー、テイルウォークのTAIGAME DGN、エランDGⅡ、アブガルシアのMAX DLCと言ったところです。
ハイパードライブデジギア | ハイパーダブルサポート | ||
ハイパーアームドハウジング | ハイパータフクラッチ | ||
マグシールドボールベアリング | ATD | ||
ZAION | ドラグサウンド | ||
LEDバックライト | フォールスピード表示 | ||
レベルワインド連動 |
タナセンサー150
紅牙 X ICの兄弟機でカウンターは付いてるものの、巻き上げやフォールスピードは表示されず、ドラグ音も鳴りません。しかし、ひとまずライン放出量の把握だけで良いという人にとってはコスパ最強リールです。
バリエーションも、パワーギア、ハイギア、パワーハンドル、ダブルハンドル、右ハンドル、左ハンドルとバリエーションが多くなっています。ちなみにボールベアリングの数は紅牙 X ICやライト SW ICよりも1個少ない4つとなっています。
機能面で比較検討するリールは、シマノのバルケッタBB、ダイワの紅牙 X IC、ライトSW X IC、テイルウォークのTAIGAME DGN、エランDGⅡ、アブガルシアのMAX DLCと言ったところです。
紅牙 X ICと違い、150Hや150HLがハイギア且つパワーハンドルなので深場でもそれなりに使えます。
ハイパードライブデジギア | ハイパーダブルサポート | ||
ハイパーアームドハウジング | ハイパータフクラッチ | ||
マグシールドボールベアリング | ATD | ||
ZAION | ドラグサウンド | ||
LEDバックライト | フォールスピード表示 | ||
レベルワインド連動 |
ライト SW X IC SS
タイラバ向きではないという意味で紹介。紅牙 X IC等と違い、シャロースプールなのでPE0.8号を150mしか巻くことができません。タイラバするなら最低でもPE0.8号は200m以上巻きたいです。
スパルタン IC
あまりお勧めしないと言う意味で紹介。スパルタンICは見た目こそ、上位機種のティエラ A ICや紅牙 ICと似ていますが全くの別物です。カウンターにスピード表示はないし、ドラグ音も鳴りません。
正直あと5,000円予算を足してティエラ A ICや紅牙 ICを買うことをおすすめします。
ハイパードライブデジギア | ハイパーダブルサポート | ||
ハイパーアームドハウジング | ハイパータフクラッチ | ||
マグシールドボールベアリング | ATD | ||
ZAION | ドラグサウンド | ||
LEDバックライト | フォールスピード表示 | ||
レベルワインド連動 |
ライトゲーム IC
あまりおすすめしないと言う意味で紹介。ハイパードライブデジギア、ハイパーアームドハウジング、ハイパータフクラッチ等、ダイワのテクノロジーが一気に乗ってきますが、この後で紹介するティエラ A ICや紅牙 ICのコスパが良すぎるので、あと5,000円程度予算を足して上位機種を買った方が良いです。
ティエラ A ICや紅牙 ICを買う予算が無ければ、次点の候補はシマノのエンゲツCTを検討する人が多いです。
ハイパードライブデジギア | ハイパーダブルサポート | ||
ハイパーアームドハウジング | ハイパータフクラッチ | ||
マグシールドボールベアリング | ATD | ||
ZAION | ドラグサウンド | ||
LEDバックライト | フォールスピード表示 | ||
レベルワインド連動 |
ティエラ A IC
ティエラ A IC はダイワのリールの中でフォールスピードを表示できる数少ないモデルの一つで、個人的にはダイワのタイラバに使えるリールの中で最もコスパが高いと思います。
ちなみにティエラA ICと紅牙ICはほぼ同じですが、ティエラ A ICのハイギアモデルにはシングルハンドルがあります。あとティエラ A ICにはギア比4.8がありません。
で、ほぼほぼ一緒なのに、ティエラ A ICの方が紅牙ICよりも定価も実売価格も安いので、カラーに拘りがなければ紅牙ICよりもティエラ A ICの方がコスパが良いです。
価格帯や機能面で比較検討するリールは、シマノのバルケッタプレミアム、グラップラープレミアム、エンゲツプレミアム、ダイワの紅牙ICと言ったところです。
この後で紹介するティエラ ICとは、全くコンセプトが異なるので単純に上位や下位というわけではありません。
ハイパードライブデジギア | ハイパーダブルサポート | ||
ハイパーアームドハウジング | ハイパータフクラッチ | ||
マグシールドボールベアリング | ATD | ||
ZAION | ドラグサウンド | ||
LEDバックライト | フォールスピード表示 | ||
レベルワインド連動 |
紅牙 IC
紅牙 ICはダイワのリールの中でフォールスピードを表示できる数少ないモデルの一つです。
ちなみに、ほぼほぼティエラ A ICですが、紅牙 ICじゃなければローギアがないので、ローギアが欲しい人は若干高いですが紅牙 ICから選ぶ必要があります。逆にハイギアが欲しいならティエラ A ICで十分です。
価格帯や機能面で比較検討するリールは、シマノのバルケッタプレミアム、グラップラープレミアム、エンゲツプレミアム、ダイワの紅牙ICと言ったところです。
ハイパードライブデジギア | ハイパーダブルサポート | ||
ハイパーアームドハウジング | ハイパータフクラッチ | ||
マグシールドボールベアリング | ATD | ||
ZAION | ドラグサウンド | ||
LEDバックライト | フォールスピード表示 | ||
レベルワインド連動 |
ティエラIC
ティエラ ICはダイワだけに限らず、他メーカーも含め、カウンター付リールの中で最も軽いモデルです。
ただし注意点があります。フォールスピードが表示されないことや、軽量化に特化しているためハイパーアームドハウジングが適用されていないことや、ハイパードライブデジギアについても100と100Hのみに採用されているなどです。
筆者は105XHを持っていますが、水深100mで120gのタングステンヘッドを使うとボディ剛性の弱さから巻き抵抗などの感度が落ちてくるので、使うのであれば瀬戸内のように深くないエリア限定かなと言った感じです。
タイラバではリールの重量はそこまで大きな要素ではないので、正直、軽さに特化したティエラICより、ティエラ A IC等の方をオススメします。
ハイパードライブデジギア | ハイパーダブルサポート | ||
ハイパーアームドハウジング | ハイパータフクラッチ | ||
マグシールドボールベアリング | ATD | ||
ZAION | ドラグサウンド | ||
LEDバックライト | フォールスピード表示 | ||
レベルワインド連動 |
ソルティガ IC 100
シマノのオシアコンクエストと比較することが多いので、ザっとした比較は以下のようになります。
- フォールレバーが無い
- フォールスピードが表示されない
- 30gほど軽い
- カウンター付いてるのに格好良い(筆者だけ?)
価格帯や機能面で比較検討するリールは、シマノのオシアコンクエストCT、ダイワのバサラICと言ったところです。
筆者の深場用メインリールです。剛性が非常に高く、爆風の日にドテラ流しで200gのタングステンヘッドを使っても全く問題なく使えます。
ハイパードライブデジギア | ハイパーダブルサポート | ||
ハイパーアームドハウジング | ハイパータフクラッチ | ||
マグシールドボールベアリング | ATD | ||
ZAION | ドラグサウンド | ||
LEDバックライト | フォールスピード表示 | ||
レベルワインド連動 |
バサラ IC 150
ソルティガ ICと形が似ていますが、以下のような違いがあります。
- サイズは100ではなく150
- ギア比は6.3のみ(ソルティガICは4.8や7.1もある)
- ダブルハンドルのみ
バサラ ICはギア比6.3でダブルハンドルと言う点もポイントです。ソルティガ ICはギア比6.3だとシングルハンドル仕様なので、高めのギア比でダブルハンドルを使いたいのであればソルティガ ICではなくバサラ ICを選択するようになります。
価格帯や機能面で比較検討するリールは、シマノのオシアコンクエストCT、ダイワのソルティガICと言ったところです。
ソルティガ ICを買ってLIVREのダブルハンドルに変えると言う手もありますが、高くつくので予算を抑えたければバサラ ICをおすすめします。
ハイパードライブデジギア | ハイパーダブルサポート | ||
ハイパーアームドハウジング | ハイパータフクラッチ | ||
マグシールドボールベアリング | ATD | ||
ZAION | ドラグサウンド | ||
LEDバックライト | フォールスピード表示 | ||
レベルワインド連動 |
【ダイワ】カウンター付リールのまとめ
さて、ここまでにダイワのカウンター付リールを沢山紹介してきましたが、簡単にまとめると以下のようになります。
個人的には予算が2万円程度と言う人は、あと少し頑張って1万円足してティエラ A ICか紅牙 ICを買った方が圧倒的に楽しいタイラバライフを過ごすことができると思います。
深場用にソルティガICやバサラICを検討する時は、シマノのオシアコンクエストCTも視野に入れ慎重に検討する必要があります。
- フォールレバーはない。
- レベルワインド連動するのはソルティガICとバサラICのみ。
- フォールスピードが表示されるのは紅牙ICとティエラA ICのみ。
- 紅牙 ICとティエラ A ICはほぼ同じだが、ティエラ A ICの方が安い。
- 機能面で言うとライトゲームICとティエラA ICの間で大きく差がある。
- ティエラICが各メーカーの中では最軽量(ダントツの165g)
- ティエラICはティエラA ICや紅牙 ICより定価が高いがフォールスピード表示がない。
- 深場やドテラ流しでも安定したボディ剛性が欲しければ、ソルティガICやバサラIC。
技術特性比較表
機種 | ハイパードライブデジギア | ハイパーダブルサポート | ハイパーアームドハウジング | ハイパータフクラッチ | マグシールドボールベアリン | ATD | ZAION | ドラグ音 | LEDバックライト | フォールスピード表示 | レベルワインド連動 | 重量 | 定価 (税別) | 発売年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
紅牙 X IC | 240g | 15,500円 | 2019年 | |||||||||||
ライト SW X IC | 240g | 15,500円 | 2019年 | |||||||||||
タナセンサー150 | 240~265g | 16,500~17,800円 | 2019年 | |||||||||||
スパルタン IC | 220~230g | 22,700~26,800円 | 2018年 | |||||||||||
ライトゲーム IC | 215~240g | 33,000~36,600円 | 2022年 | |||||||||||
ティエラ A IC | 220~230g | 39,800円 | 2021年 | |||||||||||
紅牙 IC | 220~230g | 42,800円 | 2021年 | |||||||||||
ティエラIC | 165g | 47,000~48,000円 | 2020年 | |||||||||||
ソルティガ IC | 300~330g | 70,400~81,000円 | 2021年 | |||||||||||
バサラ IC | 295g | 72,000~75,500円 | 2021年 |
【他メーカー】カウンター付リール 3機種
テイルウォーク TAIGAME DGN
ギア比は6.3のみ。ハンドル一回転で73cmの巻き取りとオールマイティに使えるギア比となっています。ナロースプールが採用されており、スムーズな糸落ちとライン当たりによるノイズが軽減されているのが特徴です。
機能面で比較検討するリールは、シマノのバルケッタBB、ダイワの紅牙 X IC、ライトSW X IC、タナセンサー、テイルウォークのエランDGⅡ、アブガルシアのMAX DLCと言ったところです。
テイルウォーク エラン DGⅡ
ギア比は7.0のみで、ハンドルもパワーハンドルのみとなっています。深場がメインの人で安いシングルハンドルが欲しければエラン DGⅡかシマノのバルケッタBB。ちなみにベアリングはエラン DGⅡの方が2個多く、重量はバルケッタBBの方が35g軽くなっています。
個人的にはタイラバにおいてリールの重量はあまり気になる要素ではないので、どちらかと言えばバルケッタBBよりエラン DGⅡの方がおすすめ。
機能面で比較検討するリールは、シマノのバルケッタBB、ダイワの紅牙 X IC、ライトSW X IC、タナセンサー、テイルウォークのTAIGAME DGN、アブガルシアのMAX DLCと言ったところです。
アブガルシア MAX DLC
バックライト付きでディスプレイの文字が大きく、タイラバと言うよりはどちらかというとイカメタル向きのリールです。手軽にイカメタルと兼用したいのであれば安くてよいリールだと思います。タイラバ一筋というのであれば他メーカーのもう少し上位機種から検討するのがおすすめです。
機能面で比較検討するリールは、シマノのバルケッタBB、ダイワの紅牙 X IC、ライトSW X IC、タナセンサー、テイルウォークのTAIGAME DGN、エランDGⅡと言ったところです。
まとめ:タイラバに使えるカウンター付のリール
タイラバに使えそうなカウンター付リールを紹介してきました。
沢山あるのでなかなか悩ましいのではないかと思うのですが、筆者がまとめるとこんな感じになります。
- 安さ重視でエントリーモデルと割り切るのであれば、スピード表示がされずドラグ音も鳴らないものから見た目の好みで選ぶので良いと思います。
- 一通りのことを安くやってみたいなと言う人は、やはりエンゲツCTがコスパ最高でダントツおすすめです。実売2万円でこれだけ遊べるリールは他にありません。
- ディープタイラバやドテラ流しでラインが沢山出ていくような釣りをするのであれば、少し高いですがオシアコンクエストCTやソルティガICを検討してみてください。段違いに高い耐久力と言うこともあり、オーバーホールになんて殆ど出さなくても大丈夫なレベルです。
以上、かなり主観が入ったご紹介でしたが、長年タイラバにタックルを浪費してきた筆者の経験もリール選びの参考の一つになれば幸いです。