タイラバに代用できるロッドの特徴とは?イカメタルやエギングロッドは使えるの?

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心の声

タイラバロッドを持ってないので、他のロッドで代用できないだろうか?代用する場合の注意点って何かあるんだろうか??

実は結構多くのアングラーがタイラバ専用ロッド以外の代用ロッドを使っている場合があります。特に入門手前ぐらいの頃はわざわざタイラバのためにロッドを買わず、現在自分の持っているロッドで代用できないか考えると思います。

この記事ではそういった方のために、タイラバに代用できるロッドや注意点などを詳しく解説していきます。

この記事でわかること
  • タイラバに代用できるロッドの特徴
  • タイラバに代用できるロッドと注意点
この記事を書いた人
ヨル

<プロフィール>
✔釣り歴15年以上
✔ボートオーナー
✔基本天候が合えば週末は出船

目次

タイラバに代用できるロッドの概要

ズバリ、タイラバロッドを持っていなくても以下のようなロッドであればタイラバに使える可能性があります。

タイラバに代用できるロッド例
  1. バチコン
  2. ティップラン
  3. イカメタル

ただし、これらの全てがタイラバに使えるわけではありません。

例えばイカメタルのロッドであればメタルスッテ用とオモリグ用のロッドがありますが、タイラバ初心者の方にはオモリグ用の方が向いています。これはオモリグ用の方がレギュラーテーパーでタイラバロッド本来の特徴に近いからです。

このように、本来のタイラバ専用ロッドの特徴を知った上で、現在持っているロッドが代用できるかどうかを判断すれば専用ロッドでなくても釣果を伸ばすことも可能です。

タイラバロッドの特徴と基礎知識

タイラバロッドの特徴を説明する前に、まずタイラバロッドが大きく2種類あることをご存じでしょうか?

タイラバロッドの種類
  • 乗せ調子モデル(フルソリッド含む)
  • 掛け調子モデル

これらのうち、タイラバ入門には乗せ調子モデルが最適です。なぜならば、乗せ調子モデルは、魚に違和感を与えにくく、アタリがあってもオートマチックにフッキングし、魚が暴れてもバレにくい特徴があるからです。

そういった理由で、ここからはタイラバロッドを持っていない人=入門者が読んでいるであろうと言う前提で、乗せ調子モデルの特徴を解説をします。

乗せ調子のタイラバロッドの特徴

乗せ調子のタイラバロッドの特徴
  1. 長さ
  2. 硬さ・オモリ負荷
  3. 調子
  4. エンドグリップの長さ

①長さ

乗せ調子も掛け調子もタイラバロッドの長さは概ね6~7フィートです。短いものだと5フィート台のものもあります。他のロッドを代用する場合、できれば6フィート台、長くても7フィートジャストぐらいのものを推奨します。長すぎると邪魔ですし、短すぎると波気のある日にティップが暴れてしまいます。

②硬さ・オモリ負荷

使うタイラバの重さにもよりますが、100gぐらいのオモリ負荷に耐えてくれるロッドを推奨します。号数表記で言うと30号(112.5g)と言ったところです。他にもティップランだとMLやMぐらいのものでも大丈夫ですが、穂先が超繊細なので破損しないよう注意が必要です。

③調子

かなりのレギュラーテーパーです。胴調子とも言います。一番良いのはイカメタル(オモリグ)、次にティップランと言った感じ。ライトジギングやSLJでも一応カバーできます。

イカメタル(メタルスッテ)やバチコンのロッドはかなりファーストテーパーなので掛け調子のタイラバロッドに近いんですが、水深があってラインが沢山出るような場所であれば使えないこともないです。

④リアグリップの長さ

リアグリップ結構長めです。タイラバは等速巻きで潮の強弱を見ていく釣りなので、バランスを取るために脇にリアグリップを挟んでリトリーブします。極端にリアグリップの短いロッドでは使い勝手が悪いと思います。

リールの種類について

タイラバと言えばカウンター付のベイトリールを使う人が圧倒的に多いですが、スピニングリールでもタイラバはできます。と言うかスピニングモデルのタイラバロッドも普通に発売されているので、リールの種類については好みメインライン

リールの番手についてはベイトなら150番前後、スピニングなら3000番前後。メインラインにPE0.8号を200mほど巻けるスプール推奨です。もし持っていなければ、こちらの記事で初心者向けのコスパ最高リールを紹介しているので見てみてください。

タイラバに代用できるロッドの詳細

さて、タイラバ専用ロッドの特徴を知った上で改めて代用できそうなロッドと使う時の注意点をまとめます。

ショアロッド

アジングロッド、メバリングロッド

基本的にロッドが弱すぎるのでタイラバには向いていません。ドラグゆるゆるにしたら釣りあげられないことも無いですが遊漁船だと周りの人に迷惑をかけてしまう場合があるし、ロッドを破損したらいやだと思うのでやめておいた方がよいです。

エギングロッド

柔らかいものであればギリ使えます。基本的にティップがチューブラーなこともありアタリがあってからバラしやすいので、対策として少し強めにフッキングしてやるとバラしにくくなります。

シーバスロッド、ショアジギロッド

硬すぎます。タイラバの掛け調子よりも全然硬いです。と言うか長さが合わないのでタイラバに使えるイメージが全くわきません。

オフショアロッド

バチコンロッド

バチコンロッドはファーストテーパーが多いので、どちらかと言うと掛け調子のタイラバロッドに近く感度は良いものの乗りはイマイチです。錘負荷が20号ぐらいまでなので使えるタイラバは80gまでとなります。あまり深場になると重いタイラバを使えないので少し辛いです。

SLJ

錘負荷Max80~100gと言ったあたりなので、あまり深場に行くと厳しくなります。エギングロッド同様ティップが固くバラしやすいので、乗ったと思ったら軽く追いアワセをしてやった方がよいです。

ティップラン

浅場であれば使えます。使えるタイラバの重さとしては60gぐらいまでかな。穂先が細く折れやすいのでティップにラインが絡まないよう注意して使う必要があります。

イカメタル(メタルスッテ)

掛けのタイラバロッドに近いので、アタリがあったら少し待って反転してからフッキングしてやれば釣りやすいです。錘負荷も20~30号と言ったものが多いので、80~120gぐらいのタイラバまでなら何とか使うこともできます。こちらもティップラン同様ティップの破損に注意が必要です。

イカメタル(オモリグ)

乗せのタイラバロッドに最も近いですが、まだ少し固めな印象。錘負荷35号のロッドなら130gぐらいのタイラバまで使えます。こちらもティップが細いのでライン巻き込みからの破損をしないよう注意が必要です。

代用にはマルチコンセプトロッドが優秀

実はシマノとダイワから、タイラバやイカメタルなどに汎用的に使えるオフショアロッドが発売されています。一応簡単に紹介だけ乗せておくので、色んな釣りをしてみたいと言う人は専用ロッドを買い揃えず、こういったマルチコンセプトロッドを検討してみるのも良いと思います。

シマノ クロスミッションBB

クロスミッションBBはシマノから「オフショアを気軽に楽しむマルチコンセプトロッド」として発売されたロッドです。これ1本でタイラバ、SLJ、ティップラン、イカメタル、バチコンなど幅広く遊ぶことができるので、コスパ良く色んな釣りを楽しみたい人には非常におすすめの1本です。

実売価格も1.5万前後とエントリーモデルのタイラバロッドと変わらない価格なので、タイラバロッドとして買うのも全然ありでしょう。

出典:シマノ

シマノ クロスミッション

クロスミッションはクロスミッションBBの上位版で2020年に発売され、スパイラルX、Xシート、タフテックα、CI4+などが採用されています。

実売価格は22,000円前後。ただ、正直言うとあと数千円足して、もう一つ上のモデルであるクロスミッションXRを買った方がお得感が2倍以上あります。

出典:シマノ

ダイワ デッキアクター

クロスミッションを追うような形で2021年に発売されたのがデッキアクター。違いとしてはクロスミッションが全部ソリッドティップなのに対し、デッキアクターはソリッドティップとチューブラーティップに分かれています。

タイラバで使うのであれば、610LB-Sや66MBや63MLS-Sあたり。73MHSは長いし硬すぎるので向いていません。

出典:グローブライド

シマノ クロスミッションXR

クロスミッションXRはハッキリ言って超ヤバイロッドです。デッキアクターや他のクロスミッションと比べて一番大きな違いは、最初からソリッドティップとチューブラーティップの両方が付いてて付け替えができます!しかもロッドスペックも上がっており、スパイラルエックスコアを採用、ソリッドティップはタフテック∞です。

更にベイトモデルならリールシートも交換できるので、タイラバで使う時はエクストリームガングリップ、イカメタルで使う時はカスタムトリガーTypeFに交換と言ったことも可能です。

実売価格は30,000円前後。

ヨル

2023年8月8日現在、なぜかB66MLだけ2.5万円程度で販売されているので狙い目です。

出典:シマノ

まとめ:タイラバに代用できるロッド

さて、タイラバに代用できるロッドを解説してきました。

すでに自分が持っているロッドで使えそうなものはあったでしょうか?もしあったのであれば、お試し的に使ってみるのも全然ありだと思うので、破損などに気を付けながらタイラバに使ってみるのも良いと思います。

今持ってるロッドがショアのロッドしかなくて、これから色んなオフショアの釣りをしたいと思うのであれば、クロスミッションXRなどのマルチコンセプトロッドの購入を検討してみるのもありでしょう。(ほんとクロスミッションXRのコスパは異常)

「いやいや、それならいっそタイラバ専用モデルを買うし」って思った方は、以下の記事でコスパ最高のオススメロッドを紹介しているのでご覧になってみてください。

ヨル
釣り師
釣り歴15年・小型船舶免許持ち・四国在住・自作野郎
主な釣り品目は、タイラバ、ティップラン、エギング、メバリング、アジング、ワインド、タチウオの曳釣り。
素人ならではの忖度しないリアルな考えや経験談を発信することで、少しでも他の釣り師の役に立とうとの思いからブログを運営。
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