メバルをプラグで釣ろうと思っても、何から買えば良いか悩まないですか?
ワームやジグヘッドと違い、一個一個の単価が高いので、プラグ購入の失敗はしたくないと思います。
しかし、「メバル プラグ」等でググっても、個別のレビューは出てくるものの、揃え方に関して書いてくれているサイトってなかなか無いなって思いました。(後述しますが、適当に買うとチャンスを沢山逃すことになります。)
そう言う訳で、メバルプラッギングが大好きな自分なりに、プラグの揃え方を纏めた内容を共有したいと思います。
最初のオススメ3本
コスパを重視したら、個人的には以下の3本をオススメします。
参考価格はメーカーHPに記載されている数字です。
(Amazonのリンクを貼っていますが、送料を合算した金額が参考価格より高いなら、地元の釣具屋で買った方が安いと思います)
ダイワ 月下美人 漂 40F 参考価格880円
ペンシルベイトです。何をやっても沈みません。
有名なスミスのメバペンの対抗馬ですが、決して劣化版ではありません。
タカミヤ FALKEN R PLOVERα 38F 参考価格660円
シャロークランクのフローティングモデルです。リトリーブすると水中に潜ります。
釣り具のポイントのプライベートブランドですが、安くて優秀なプラグです。
ライバルは、ジップベイツのリッジ35Fや、スミスのガンシップ36F等。
デュオ テトラワークス ユラメキ 参考価格980円
シンキングペンシルです。小型ながらメチャクチャ飛びます。
メバル用のシンペンの中ではトップクラスに飛びます。そして高くない。
この3本がオススメできる理由
重要なレンジをそこそこカバーできる
この3本を揃えれば、サーフェイス(水面)近辺とボトムをカバーできます。
メバルは夜に関して言えば、サーフェイスでもバンバン釣れます。
だから、沈まないペンシルベイト(漂40F)やシャロークランク(PLOVERα 38F)も必要なのです。
ちなみに、サーフェイスの釣りはボトムの釣りと比べて、圧倒的に手返しがいいし、根掛かりとは無縁で財布にも優しいです。
コストパフォーマンス
ちゃんと釣れて且つ、安いものからチョイスしています。
ルアーには一つ一つ個性があって、それを実現する生産の方法によって価格が決まります。
高いルアーがダメだと言いたいのではなく、個性レベルの違いはドップリとメバルプラッギングにはまってからで良いと思います。
ですので、最初は一定以上の品質を保っている安いルアーから買えば良いと考えています。
カラーの選択について
クリア系がオススメ
クリア系のカラーがオススメです。
ギラギラしたものや、チャートや、グロー(蓄光)よりも手堅いです。
意外と思う人もいるかもしれませんが、クリアの無色でも普通に釣れます。
クリア系の中でオススメのカラーは、人が見て視認性の良いカラーです。
魚の好きなカラーは二の次です。
まずはルアーの動きをしっかり見て、使い方をマスターする方が先です。
(そもそも、魚の好きなカラーが日によって違う)
一般的には、ブルーのような暗いカラーよりも、イエローのように明るいカラーが見やすいと思います。
極端なカラーは後から買っても遅くない
ブラックやホワイトのような極端なカラーは、最初に買わず、後々余裕があれば買います。
理由は、極端なカラーはメチャクチャ強い日もあれば、大ハズレの日もあったりと両極端な傾向にあるので、釣れない時に問題の切り分けがしにくくなる=後々活かせる経験に繋がりにくいので、最初は最小公倍数的な手堅いカラーから揃えることをオススメします。
実際の使い方
タックル
タックル要件としては、
ロッドはメバリングロッドか、柔らかめのティップランロッドか、硬めのアジングロッド。
ラインはメインラインにPE0.4~0.6号+リーダーにフロロカーボンの4~6lb、もしくはフロロカーボンの4~6lbとします。
僕は普段はPE0.5号+リーダーにフロロカーボンの6lbで、風の強い日だけフロロカーボンの4lbを使ってます。(コレでも一応70cmオーバーのシーバスを取ったこともあります)
普通の硬さのエギングロッドや、シーバスロッドだと操作感度が悪く、メバリングロッドと比べると、どうしてもゲーム性が低くなってしまいます。
もしエギングロッドでプラグを使ってメバルを釣りたい方は、併せて以下の記事もご覧いただけると参考になると思います。
個別の使い方
ダイワ 月下美人 漂 40F
ペンシルベイトなので何もしなければ水面で浮いてます。
一般的にはメバルがサーフェイス(水面)でライズしているときや、波が低い時に出番が多いです。
しかし、メバルがライズしてなくても、ひとまず使ってみることをオススメします。
具体的な使用例は以下の通り
- パターン① リトリーブ
リトリーブはハンドル1回転を1秒~3秒で試す。
リトリーブ→トゥイッチ×2~3→ストップ なども織り交ぜてみる。
ストップは0.5~5秒。(待てるなら10秒待つとかもアリ)
竿を立てると水面で引き波を立てて真っすぐ泳ぎ、竿を寝かすと水面直下でS字軌道で泳ぐのでバリエーションとして両方使います。 - パターン② ポイントを狙ってステイ
メバルがたまってそうなポイント(シモリの横など)を狙うとし、その潮上にキャストする。
ドリフトで狙ったポイントまで流す(時折リールを巻いて位置を調整する)
狙ってる場所までルアーが流れたら、2~3回トゥイッチしてステイ。
潮が動いてない時は、ドリフトの代わりにリトリーブで運んでやるのも可。 - この他、潮目や明暗の境目でデッドスローリトリーブor放置、etc
ライズしていなくっても、波が少々あっても、釣れる時は水面割ってメバルが出てきます。
タカミヤ FALKEN R PLOVERα 38F
基本的には上記のペンシルベイトのパターン①やパターン②と同様ですが、それプラス、ライジングがあります。ライジングと言うのは、潜らせた状態から浮かす事です。
具体的には、リトリーブしたらプラグのリップの影響で数十センチ潜るので、ある程度潜ったら巻かずに手を止めて浮かせます。僕の経験だと、リトリーブを止めた直後、もしくは水面に背中がついた直後によく食ってくることがあります。
デュオ テトラワークス ユラメキ
シンキングペンシルなので、巻かないと沈みます。
使い方の参考としては、
- レンジキープしながらリトリーブ
- 少し沈めてから、浮き上がらせながらリトリーブ
- トゥイッチを混ぜながら高速リトリーブ
- ストップ&ゴー
- トゥイッチしてからテンションフォール
等です。
レンジキープは少し練習が必要なので、慣れるまでは明るい時間帯に練習するか、明かり付きの漁港で使ってみることをオススメします。
その次に購入を検討してみてほしいプラグ3本
アクアウェーブ エスマジック
S字系のシンペンです。リトリーブするとS字スラロームで泳ぎます。
少しお値段するので最初の3本から外しましたが、余裕あれば1本持っておいた方がいいです。
普段から万能的に釣れるし、これのデッドスローリトリーブが極端に強い時もあります。
もっと安いS字系のシンペンもありますが、エスマジックは結構なスローリトリーブでもS字で泳ぐのがポイントです。
アクアウェーブ シャローマジック
I字系のシンペンです。これも余裕があれば一本ほしいところです。
リトリーブしても殆どアクションしないのがポイントで、それがきく時があります。
相当スローに引いても沈みません。
名前にシャローと付いてますが、当然シャロー以外で使っても大丈夫です。
サイズは45、50、60とありますが、50が万能的です。
(個人的に45は軽いので出番が少ない)
番外 メジャークラフト ジグパラブレード 3g、5g
プラグじゃなくてメタルバイブです(笑)
メタルバイブの方が安いし、遠投できるのでこっちを紹介させていただきました。
風や潮が強くてもサッとボトムを取れるのも大きなポイントです。
使い方としては、ボトムでネチネチとパッチン(ボケ)を演出したり、それとは打って変わってマズメで高速リトリーブなんて使い方もあります。(意外と思うかもしれませんが、高速リトリーブじゃないと食わないシーンもあります)
最初の購入にオススメできないプラグ
高額なもの
冒頭にもふれましたが、必ずしも高いほど釣れると言う訳ではありません。
製品名は出しませんが、一本2,000円以上するルアーもあります。
僕はそういうルアーも持っててバリエーションとして使ってるので、否定する気はありませんが、最初のうちは高額なルアーを1本買うなら、コスパの良いプラグをレンジ別に買い揃える方が上達への近道だと考えます。
極端にサイズ感が大きいもの
最初は70mm以上には手を出さない方がいいと思います。
いや、全然70mmのプラグでも15cmのメバルは釣れます。
ただ、世間一般のメバル用のプラグサイズは35~50mmみたいな風潮があるので、釣れないシーンが続くと「大きすぎた」と思い込み、せっかく買ったプラグを使わなくなってしまいがちです。(サイズも個性の一つで、大型プラグが正解の日もあれば、小型プラグが正解の日もあるのですが。)
そう言った訳で、最初に手に取るサイズは35~50mmぐらいで揃えた方が良いと思います。
この方が余計な思い込みに影響されず釣りに集中できます。恐らく「大きすぎる」はあっても「小さすぎる」と思う人は少ないので(笑)
自作するのもアリ
実はUVレジンで、簡単かつ低コストでシンキングペンシルを自作することができます。
よかったら、僕が過去に作ってみたときの記事をご覧になってみてください。
ゲームの組み立て方
その日の状況にもよりますが例として。
- レンジを徐々に落としていく方法
この日は波がないけど潮は聞いてるな~と思ったとします。
ひとまず最初にペンシル(漂)を投げます。
スローリトリーブで巻く。
もう少しスローで巻く。
ストップ&ゴーやストップ&トゥイッチで、ドリフトさせて流す。
ルアー交換。
ミノー(PLOVERα)→シンキングペンシル(ユラメキ)とレンジを下げます。
そこまでで何も反応がなければ割り切ってポイントを移動します。 - 広く探って好反応な場所を丁寧に探る方法
潮が流れてなくて、風もふいてない、ライズもしていない状況だったとします。
こういうシチュエーションだと、ペンシルベイト(漂)でスローにさぐり始めるのは時間効率が悪いことが多いです。
ですので、扇状に広範囲にシンキングペンシル(ユラメキ)で探ります。
何投かトレースしてみて、何らかの反応のあるコースがあれば、ミノーやペンシルベイトを投げてみます。
ちなみに、反応と言うのは、魚のアタリだけではなく、ルアーの引き抵抗、ゴミの回収率、クラゲのアタリが多い、なんてのもあります。クラゲが溜まる→プランクトンが溜まる→メバルが溜まるという推測です。
アタリがあっても乗らなかった場合
ルアー交換はせずに、リトリーブスピードだけ変えてみます。
リトリーブスピードかレンジを調整したら乗ることが多々あります。
シチュエーションにとらわれず、遅いも早いも試します。
夜中なら遅く、マズメなら速くすると乗りやすい傾向にありますが、マズメでもスローにしか食ってこない時があるので両方試します。
釣れたら
同じルアーのまま、少しだけずらした場所にキャストします。
それでも釣れたなら、敢えて別のルアーを投げてみると経験値が上がるのでオススメです。
例えば、シャロークランクのファストリトリーブで釣れたとします。
恐らくロッドの立て具合や足場の高さによりますが、20~50cmぐらい潜ってると思います。
じゃぁ、シンキングペンシルで同じコースの同じレンジをトレースしたらどうなるか?等です。
その結果、釣れなければ「やっぱりリップが必要なのかな?もっとリップでガシガシ泳ぐプラグならさらに好反応にならないか?」と探りを入れていきます。
と、色々試した結果、釣れても釣れなくても経験値は増えます。
以上で、メバルをプラグで釣るための最初のオススメ3本(コスパ重視)でした。
長文でしたが、最後までご覧になってくださりありがとうございました。
【おまけ】ほぼ無料でルアーを手に入れる方法
2020年10月10日追記
ユラメキの他、テトラワークスのプラグが、ふるさと納税の返礼品になっています。
タダ同然でルアーをゲットできるので逃す手はないですね!
この他、ふるさと納税で入手可能なルアー等を以下にまとめていますので良かったら覗いてやってください。(楽天でいろんなキーワード入れて検索するより楽ちんだと思います)
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