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100均のシリコンモールドとレジンで、メバルのシンペンを「簡単」「手軽」「激安」で自作する方法

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以前にストロー&UVレジンでメバルのシンペンを作る方法をご紹介しましたが、先日100均のセリアをブラブラしていたら非常に良いシリコンモールドを発見しました。
これならストローを使うよりも、簡単かつ手軽にシンペンを作ることができます。
しかもシリコンモールドが3種類もあるので、自分の欲しい形状に近いシリコンモールドでレジンを硬化させ、その後で適宜ヤスリなどで削ることで理想の形にもしやすいです。
オリジナルでシリコンの型を取ると少しばかり初期投資が必要ですが、少量だけ作りたい場合は今回のシリコンモールドを使うと安く必要な数だけ作ることができます!
ちなみに、ルアー1本あたりの部品代は240~260円(フックも含む)です。
目次

参考スペック(3モデル)

ベーシックモデルとして3つのバリエーションあるので、簡単にご紹介します。
長さはすべて45mmで、飛距離は重量に準じます。
レジンのソリッドなので、重量のわりに浮き上がりが早いため、スローに誘えます。
リトリーブするスピード次第ですが、攻略レンジとしてはシンペンよりも、シャロークランクやフローティングミノーに近い深さです。
  • 円柱モデル
    重量:4.7g
    アクション:安定して細かく左右にテール振る。
    使い所:スロー&ハイアピール
  • 三角柱モデル(逆三角形仕様
    重量:3.6g
    アクション:I字アクション。巻くと真っすぐスーッと動く。市販にこのタイプが無いので作成するならコレが一番オススメです。
    使い所:スロー&ローアピール
    ※ 正三角形仕様にした場合、アクションは三角鉛筆Boldと同様になると思われます。
  • 四角柱モデル
    重量:7.0g
    アクション:モッサリしたフラフラ感。一番潮受けが良い。そしてメッチャ飛ぶ。
    使い所:スロー&遠投

部品等

シリコンモールド:
セリアにて入手。1つにつき100円。(使いまわしがきくので厳密には部品代ではないですね)

UVレジン:
100均で入手。セリア、ダイソー、キャンドゥなどで購入できます。ルアー1個作るのに約1本必要。色んなカラーがあるので塗装いらずです。無色ならAmazonや楽天で更に安くて良いものもあります。(塗装が必要ですが)

針金:
ダイソーにて入手。ステンレスの0.55mmを使います。もう少し太くても問題はないです。主にヒートン作成に使います。ちなみに100均のヒートンは大きすぎます。(あと多分錆びる)

スプリットリングとフック:
さすがに100均のフックを使うのは厳しいので、釣具屋かネットで仕入れます。だいたいルアー1本あたりで140~160円てところです。
スプリットリングは#0、フックは#12あたりがマッチします。

と言うわけで、1本あたりの部品代としては240~260円てところです。

基本の作り方

簡単に作りかたをご紹介します。

  1. シリコンモールドにレジンを入れる
    一気に入れると空気が入ってしまうので、できるだけゆっくり入れます。
  2. レジンの気泡を取る
    レジンを入れてからしばらくすると、気泡が浮いてくるので丁寧に割ります。
    ライターでサッとあぶっても気泡が割れます。あぶる時間が少しシビアですが、ライターの方が楽チンです。
  3. レジンを硬化させる
    目安は5分程度です。
    同じ面ばかりに紫外線をあてず、モールドをクルクル回した方がよいです。
    最初に上を硬化させておくと、クルクル回したときに液漏れしないので手堅いです。
    ちなみに、極端に偏って同じ場所ばかりに紫外線をあてると、レジンが黄色く変色したり、変に収縮して曲がってしまうことがあるので注意です。
    あと、三角柱は結構早く硬化しますが四角柱は少し長めに紫外線を当てたがほうが良いです。
  4. ヒートンを作成する
    ピンバイスの1.2mmに折り返した針金を巻き付け、クルクルとねじります。
    指だと限界があるので、針金はペンチで掴んどいて、ピンバイスの方を回すと楽です。
    ヒートンの長さは10mmぐらいあれば大丈夫です。余ったらペンチで切って調整します。
  5. 硬化させたレジンにヒートン用の穴を開ける
    1.2mmのピンバイスで10mmほどの深さの穴を開けます。
    割れが心配でしたら、先に0.8mmのピンバイスで下穴を開けても良いです。
    強く押し付けながら穴を開けようとすると、穴の周囲が少しひび割れながら穴が開くので、あまり押し付けすぎない方が良いです。
    100均のピンバイスでも穴は開きますが、指が痛くなります。
    僕は指が痛いのが我慢できなくなったので、タミヤのピンバイス買って愛用しています。
    このときに、ブスッとピンバイスが入るようでしたら、硬化不足なので穴あけを中止し、改めて紫外線をあてて硬化させます。
  6. ヒートン用の穴にレジンを入れる
    針金の端材を使うと穴にレジンを入れやすいです。
    針金にレジンを少しだけつけて、何回かに分けて穴にレジンを塗ります。
  7. 穴にヒートンを入れる
    穴にヒートンを入れるとレジンがあふれるので、ティッシュで丁寧に拭きます。
    ヒートンの向きに注意してください。硬化させてからも少々はペンチで調整できますが、レジンが割れる原因になるので、できるだけこの段階で向きを調整しておきます。
  8. レジンを硬化させる
    大体1分も当てれば十分です。
    硬化させたら、ヒートンがすっぽ抜けないか軽く引っ張って確認します。

一旦完成

これにスプリットリングとフックを装着すれば、十分メバルの釣れるプラグの完成です。
スプリットリングはカルティバのP-04の#0~1、フックはカルティバのST-26TN#12ぐらいがマッチしますが、フローティングのプラグじゃないので、あまりシビアにする必要はありません。

僕はルアーフィッシングに関しては、バーブレスフックの方が好きなので、土肥富の7773TRの#12を使ってます。
ここから先は、塗装、目玉作成、コーティングですが、少し長くなりそうなので、近いうちに別記事でご紹介したいと思います。
ちなみに塗装関係については全てダイソーで手配可能で、それぞれ作成予算は目玉が400円、塗装で300円、コーティングで300円です。(しかも何回も使えるので材料費としても安い)
ヨル
釣り師
釣り歴15年・小型船舶免許持ち・四国在住・自作野郎
主な釣り品目は、タイラバ、ティップラン、エギング、メバリング、アジング、ワインド、タチウオの曳釣り。
素人ならではの忖度しないリアルな考えや経験談を発信することで、少しでも他の釣り師の役に立とうとの思いからブログを運営。
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