UVレジン用の型取りに使える透明シリコンを比較

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今回、UVレジン用の型取りに透明シリコンを買いあさり、色々違いがあったので比較をまとめました。

UVレジンの型取りに、透明シリコンの購入を検討されている方の参考になれば幸いです(*´▽`*)

左から

  • ボークス造形村 透明シリコン
  • デコレジーナ スーパークリアシリコーン
  • VANCE VM014 Mr.情景用透明シリコーン

手前に置いてるのは、硬化後のシリコンです。

目次

透明シリコン比較 ボークス造形村

硬化時間:約24時間(室温23℃)
作業可能時間:約30分
内容量:1kg
購入価格:4,780円

UVレジンの型取り用途なら、今回比較している透明シリコンの中では一番手堅い。

しばしば品切れになることがありますが、暫くするとまた購入可能になってたりします。

たまに500gのバラ売りもされてるので、少しだけ試してみたい場合はそっちがオススメ。

特徴

  • 透明シリコンと書かれているが、実際は半透明。UVレジンは固まるので問題なし。
  • 粘度がそこそこある。気泡も少し入りがちだがUVレジン用の型としては可。
  • 硬化後は柔らかく弾力があり、引っ張り強度も強い。多少無理に引っ張ったり曲げたりしても大丈夫。
  • 耐熱シリコンほどは固くならはないので彫刻刀で掘るのは無理。しかし、カッターでの切断は可能。
  • デコレジーナのスーパークリアシリコーンほど引っ張って伸びる感じではない。

透明シリコン比較 デコレジーナ スーパークリアシリコーン

硬化時間:約24時間(室温23℃)
作業可能時間:2時間
内容量:242g
購入価格:4,180円

単価は高いが、次点のオススメ。

少量でよいのであれば、ボークス造形村より手軽に購入できます。

一応、これ1つだけでも60mm程度(レジンで言うと3g程度)のルアーの型は5個ぐらい作れる。

特徴

  • 完全に透明。クリアー。
  • 硬化前は結構粘度がある。気泡が入りがちだけどUVレジンを硬化させるには問題ない。
  • かなり頑丈。強い弾力があり、伸びるけど瞬時に元に戻る。180度ぐらい折り曲げても全然割れない。と言うか、恐らく相当な力で引っ張らないと切れたり割れたりしない。
  • 加工性は、造形村と同様。彫刻刀は無理だがカッターやハサミは可。
  • 注意点としては、水分がほんの少しでも入ると、硬化不良が発生する。お湯で温めて整形したおゆまるとの相性は最悪。水を使わない方法で整形した、おゆまるなら大丈夫。
  • 硬化剤の方が水あめみたいにドロっとしているので少し計量しにくい。(重量242g中の22gは硬化剤)

透明シリコン比較 VANCE VM014 Mr.情景用透明シリコーン

ぶっちゃけ型取り用にはおすすめできませんが、失敗談も役立つと思ったのでご紹介します。

硬化時間:16時間(室温23℃で厚み1cm)
作業可能時間:40分
内容量:400g
購入価格:2,750円

特徴

  • 完全に透明。クリアー。
  • 硬化後は柔らかいが伸びが少ない。強く捻ったり引っ張ったりすると簡単に割れる。
  • サラっとしてるので、流し込みやすく気泡とは無縁。あまりにサラッとしてるので、流し込む際に液漏れしやすい。隙間をテープなりで丁寧にふさぐ必要がある。

厚みを多めにすれば、割れにくくなるので使えないこともないですが、そのぶんシリコンが多く必要になるので、素直に型取りに適した別のシリコンの購入をオススメします。

まとめ:透明シリコン比較

以下、今回ご紹介した3つの透明シリコン全てに共通します。

  • 紫外線を通すので、UVレジンの硬化に使える。
  • 刺激臭はない。シリコンシーラントみたいな匂いは感じない。
  • 硬化中も硬化後も透明。造形村に限り半透明。
  • 離型剤はメンソレータムなどのリップクリームでも大丈夫。
  • だいたいの物からは剥がれてくれる。(シリコンシーラントはポリ系以外くっつく)

用途別に、おすすめをまとめると、

色んな型をたくさん取りたい人

なんといっても単価が安い色んな型を沢山作りたい場合は「ボークス造形村 透明シリコン」をオススメします!

完全透明なシリコンが欲しい人

完全に透明のシリコンが欲しい人や、少量で良い場合は「デコレジーナ スーパークリアシリコーン」をオススメします!

相対的に単価が上がりますが、なんと言っても濁りのない正真正銘のクリアはデコレジーナのスーパークリアシリコーンしかありません。

以上、UVレジン用の型取りに使える透明シリコンの比較でした。

ヨル
釣り師
釣り歴15年・小型船舶免許持ち・四国在住・自作野郎
主な釣り品目は、タイラバ、ティップラン、エギング、メバリング、アジング、ワインド、タチウオの曳釣り。
素人ならではの忖度しないリアルな考えや経験談を発信することで、少しでも他の釣り師の役に立とうとの思いからブログを運営。
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