ミノーモンスターをメバルのプラグとして使いたい場合、サスペンドがありません。
鉛シールを貼るだけでサスペンド化できるので、方法をご紹介します。
ところどころ前の記事と被るところがあるので、そこは割愛しています。
概要
サスペンド化までの大まかな流れは以下の通りです。
初期装備されているフックとスプリットリングを外す
↓
防水処理
↓
新しいフックとスプリットリングを装着
↓
鉛シールで調整
交換するフックとスプリットリング
前回の記事と同様、フックとスプリットリングを交換します。
フック:カルティバ ST-46TN #10
スプリットリング:カルティバ レギュラーワイヤー(P-03N) #1
予算
フック 780円程度
スプリットリング 230円程度
スプリットリングオープナー 800円程度
0.5mmの鉛シール 440円程度
防水加工用のマニキュア 110円
NTスイベル ナイススナップ(残浮力確認用) 300円
※ 持ってるものがあれば追加手配は不要です。
交換手順
ここからが実際の作業手順です。
初期装備のフックとスプリットリングを全てはずす
全てのフックとスプリットリングを外します。
防水処理
前回の記事と同様、フックを装着する前に防水処理をします。
アイの部分から浸水しないよう、アイ×3箇所の回りにマニュキュアを塗ります。
新しいフックとスプリットリングの装着
マニキュアが乾燥したら、いきなり新しいスプリットリングとフックを装着します。
この時点では、まだ浮力調整用の鉛シールは作成しません。
バケツに3.5%の塩水を作る
ルアーが海水でサスペンドになるように微調整する為に、3.5%の塩水を作ります。
今回は4Lほど作ります。(大体のバケツは7~10Lぐらいだと思うので)
2Lペットボトルでバケツに水を2回注ぎ、食塩を140g入れて混ぜます。
これで3.5%の塩水で、ほぼ海水と同じ塩分濃度です。
塩水を作るのが少し手間ですが、「真水でスローシンキングぐらいにしたらサスペンドかな?」と言うノリで調整すると、高確率でスローシンキングやスローフローティングになってしまいます。
バケツの中でサスペンドさせる
新しいフックとスプリットリングを装着したルアーをバケツの底に持って行き、手を放します。
普通はまず浮いてきます。
ここから、浮力を調整するのですが、イチイチ鉛シールを切って貼ってすると効率悪いので、適当に持っている金属をフックにひっかけて、丁度サスペンドするようにします。
金属は手持ちのフックや、スナップや、スイベルや何でやっても最終的にできあがるものは同じです。
画像は、NTスイベルのNTパワースイベルの10号と12号を使ってます。
しかし、後から気づいたのですが、NTスイベルのナイススナップの2号(一つ0.1g)と、NTスイベルのNTパワースイベルの10号(一つ0.07g)を使った方が効率が良かったです。
何故かと言うと、スイベルのサイズ違いだと、10号と12号では大きさがあまり変わらなくて、見分けにくかったからです。
鉛シールを作る
前工程で、フックに引っ掛けていた金属類の重さの合計を測ります。(水分の拭き忘れに注意)
今回は0.58g追加したらサスペンドしていたので、鉛シールもそれにあわせてカットします。
参考までに、厚み0.5mmの鉛シールを5mm幅で90mmの長さにカットしたら約2.5gです。
少し余分を見て長めに切り、秤で計りながら少しずつ短くし、0.1g未満の調整は角を落とす程度で調整します。
鉛シールを貼り付けて完成!
こんな感じで、お腹側に鉛シールを貼りつけて完成です。
どこに貼ってもサスペンドしますが、僕はフロントフックのアイの後ろに貼りました。
理由はリアすぎるとウエイトボールが移動する影響が大きく、かなり尻下がりになるのが単に好みじゃないのと、フロントフックよりも前に貼るとアクションしすぎる感がある気がします。(それでも釣れる時は釣れるし、何が正解と言うよりはルアーの個性であり、個人の好みだと思います)
それにしても、今回メバル用のプラグとして改造したものの、90mmのルアーでもメバルが釣れることを知らない人から見たら、単純にシーバス用のサスペンドミノーですね。
と言うかコレ、9cmでもメバルが釣れることを知らない人が見たらシーバスのルアーだ(笑)
新着記事